(あらすじ)
かつて、特殊部隊で活躍していたマッチョ、メイトリクス。今は引退し、山奥で娘と二人で暮らしていた。しかし、謎の軍団が現れ、娘をさらって行ってしまう。敵の要求は、娘を助けたければ、某国の首相を暗殺してこいというものだった。
敵に連れられ、某国行きの飛行機に乗せられるメイトリクス。だが、メイトリクスは得意のマッチョパワーで飛行機から脱出。飛行機が某国に着いて、出迎えの敵がメイトリクスの脱走に気づく前に、敵の本拠地に乗り込んでいって娘を救出しなければならないのだ。
果たしてメイトリクスは娘を救出することが出来るのか!?
(感想)
シュワの魅力が120%(当社比)引き出されてる傑作アクション。
とにかく、主人公の前に立ちふさがる難関を全て筋肉で解決していく様は痛快の一言です。
一番の見所はやっぱり、ラスト、島に渡ってからの一大ドンパチでしょうね。群がる敵兵士を完全武装のシュワが片っ端から葬っていくという、まるでアクションゲームのような壮絶さ。
まず、島に渡る際に、何故かパンツ一枚になるという、筋肉自慢のシーンがしっかり入ってるのも微笑ましいです。その後、短いカットで次々と武器を装備するシーンはアクション映画史に残る名シーンでしょうね。
そして、ついにやりすぎなぐらいのシュワ大暴れシーンが展開されるわけですが、やっぱりシュワにはやりすぎなぐらい派手なアクションの方が似合います。と言うか、やり過ぎ派手アクションが世界一似合う男でしょう、彼は。
ほんと、いい意味でゲーム感覚なシーンです。持ってた武器の弾が切れれば、別の武器に持ち替えるという、「マトリックス」でもやってた演出が出ますが、武器のバリエーションはこちらが圧倒的に多いです。
ところで、撃たれたり、手榴弾で吹っ飛ぶザコ敵(スタントマン)がたまにアップになるんですけど、どうも似てる顔が多いです。もしかして同一人物か!?
でも、この大量殺戮シーンに悲惨さを出さない為に敢えてやってる可能性はありますけどね。あくまでも、観客には爽快感のみを与えようという制作側の思惑があったのかも。
また、ラストには敵ボスとの一対一の格闘シーンまで出てきます。パワーとパワーのぶつかり合いという、見てる方も力が入ってしまいます。
最初、敵ボスは銃を持ってるんですが、シュワに挑発されてわざわざ銃を捨ててナイフでの接近戦となるんですが、その際の挑発の乗りっぷりが、何か凄いです。挑発に乗るのはいいけど、そこまで乗らなくてもいいだろうみたいな(笑)。
この、挑発シーンもそうですが、ところどころ、笑いを誘うシーンが入ってるのもいいですね。シュワも割とギャグなんかを言ったりして、これが後の「ツインズ」出演の伏線となるのかな、なんて考えてしまいます。
この映画のプロデューサーは、後に「リーサルウェポン」「ダイハード」を作る、ジョエル・シルバー。どちらも、その主演俳優にとって最高のアクション作になるという、まさにアクション映画作りの天才ですね(ただ、中にはハズレ映画もありますが・・・)。
忘れちゃいけない、音楽は、後に「タイタニック」でオスカーを取る、巨匠ジェームズ・ホーナーがやってます。この映画でもナイスなスコアを聞かせてくれます。
ところで、この映画にビル・パクストンが出てるって、知ってましたか?ちゃんとセリフもあります。もし「知らなかった」という人がいましたら、次に見るときはその辺にも注意して見てみてください。
監督:マーク・L・レスター
製作:ジョエル・シルバー/ローレンス・ゴードン
脚本:スティーブン・E・デ・スーザ
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:アーノルト・シュワルツェネッガー(ジョン・メイトリクス)
レイ・ドーン・チョン(シンディ)
ヴァーノン・ウェルズ(ベネット)
ダン・ヘダヤ(アリアス)
アリッサ・ミラノ(ジェニー)
ビル・デューク(クック)