(あらすじ)
(感想)
さらにもう一つ手ごわい要素があります。
それにしても、ここまでオリジナリティのカケラもない映画を製作していいものなんでしょうか(笑)。特に、パロディになってるわけでもないし。
ですが、「13金」みたいに、“犯人はジェイソン”と固定されてるわけではないので、「登場人物の中の誰かが犯人かもしれない」という雰囲気を出してきたのは嬉しいですね。これは「スクリーム」の影響なんでしょうか。
そんな中、映画の見せ場であり、存在理由でもある「殺人シーン」の描写はかなり頑張ってました。
監督:ロブ・スペラ
キャンプ場の管理をする指導員の若者達が、マスクを被った殺人鬼に殺されまくる。
いやぁ、手ごわい映画です。
何が手ごわいかって、タイトルが「ザ・ブギーマン」、出てくる殺人鬼の格好が「ハロウィン」のブギーマンそのまんまだというのに、中身は「13日の金曜日」の丸パクリですからね。意表をついた展開です。
何とこの映画、数年前にリリースされた「13金」のパクリ映画、「ジェイソン」の続編でした。
もう、これは読めなかったですね。まさか「ジェイソン」の続編とは。あんな映画に続編が存在していたとは(笑)。
オープニングで、この映画の原題「ブラッディ・マーダー2」の文字と共に現れるブギーマンもどきの姿を見た時は、思わずひっくりかえりそうになったものです。
きっと「3」では、レザーフェイスもどきが出てくるんでしょうね。でも、レザーフェイスの格好をした奴がジェイソンのまね事をする様は、案外面白いかも・・・。
いずれにせよ、ラストを見る限り、続編は確実に作ってきそうですけどね。
でも、殺人鬼のいで立ちを「ハロウィン」に変更したのなら、内容もそれに合わせて少しはいじっても良さそうなものなのに、相変わらず「13金」にこだわった内容にしてる辺り、製作者の「13金シリーズ」への愛を感じずにはいられません。しかも、その愛情は「13金」だけではなく、そのバッタ物映画群全てに向けられ、捧げられているようです。
何せこの映画中のほぼ全てのシーンが、「13金系映画」のどれかで見たような気がするシーンばかりでしたからね。
もちろん、犯人の正体は「んな、アホな。」と言うような人物です。もう、こじつけも甚だしいみたいな(笑)。でも、この点はきっと確信犯なんでしょうね。何しろ、犯人の設定が「13金」の1作目ほぼそのまんまでしたから。
「13金と同じような犯人を出す為には、多少の無理はやむを得ない」とか思ってたのかもしれないですね。
「13金」シリーズ最新作「ジェイソンX」ですら、殺人シーンに「寸止め演出」(殺人シーンを直接映さない)を使うようになったというのに、この映画ではシッカリと映してくれるんです。
初期「13金」に見られたようなスプラッター描写を復活させてくれたのは、この「全編パクリ映画」の中で、唯一真面目に褒められる箇所と言ってもいいでしょう。
ただ、もともと登場人物がそんなに多くないうえに、最後にヒロイン以外でも生き残る奴がいるので、殺人シーン自体が少ないのが残念なところです。
出演:カティ・ウッドラフ(トレーシー)
ケリー・ガニング(マイク)
ティファニー・シェピス(アンジェラ)
アマンダ・マガリアン(ソフィー)
ジョン・コルトン(ミラー保安官)
アーサー・ベンジャミン(リック)
レイ・スミス(エルビス)
トム・マレン(ライアン)
レーン・アンダーソン(ジェームズ)
バージニア・メンドーザ(アニータ)
テイラー・セダスティン(ジェイソン)