
監督:ジョン・アミエル
音楽:クリストファー・ヤング
出演:アーロン・エッカート(ジョシュ・キーズ博士)
ヒラリー・スワンク(レベッカ・チャイルズ少佐)
デルロイ・リンドー(ブラズルトン博士)
スタンリー・トゥッチ(コンラッド・ジムスキー博士)
DJ・クオールズ(ラット)
ブルース・グリーンウッド(アイバーソン中佐)
リチャード・ジェンキンス(トーマス・パーセル将軍)
チェッキー・カリョ(サージ・レベック博士)
アルフレ・ウッダード(スティックリー)
対策として、「地球の中心まで潜って行って、そこで核爆発を起こしてコアを再び回転させる」という方法を取る事となった。
いわゆる「全世界規模の危機」系のパニック映画ですが、脅威の対象となるのが隕石や小惑星(あるいは巨大円盤・笑)のような、宇宙から飛来する物体ではなく、地中にある地球のコアが原因というのが、後発としての捻りでしょうかね。
ただ、設定が違うだけで、内容はこれまでの世界規模パニック映画とかなり似ていて、まるで焼き直しのような印象すらありました。なので、この映画に新鮮さを求めても無駄ですね。
それに、『アルマゲドン』と『ディープ・インパクト』が、似たような題材ながら、切り口がかなり違っていて、「似ている」という印象があまりなかったんですが、なぜかこの映画は「両方と似ている」という印象なんですよね。
もう『アルマゲドン』から4年も経ってるんですから、演出やストーリー展開にもうちょっと捻りが欲しかったかなぁとも思います。まあ、これはこれで充分楽しい映画でしたけどね。
感覚としては、「ドラマ面に秀でた『ディープ・インパクト』」と「アクション面に秀でた『アルマゲドン』」の中間、といった感じでしょうか。良く言えば、アクションとドラマのバランスがいい、という映画ですね。
この手の映画は“人類滅亡の危機に直面した登場人物達のドラマ”と“都市崩壊のパニックシーン”が見どころになるわけですが、どちらも悪くは無いんですが、「手堅い」という印象でしたね。
でも、登場人物のキャラクターとかはかなり良かったです。見る前はスター俳優が出てない点がどうにも気になっていたんですが、そんな心配は無用でした。地底探査艇に搭乗するメインキャラ達はそれぞれに見せ場が用意されてましたし、「どういう人物なのか」がよく描けてたので、感情移入もし易かったです。
これは脚本のおかげというよりも、キャスティングが絶妙だったという感じがしましたね。主要キャスト全員が、その役柄に見事にハマってましたからね。
パニックシーンの方ですが、こちらはどうも、緊迫感があんまり感じられなかったですね。まあ、この手の映像に見慣れてしまったというのもあるんでしょうけどね。襲ってくるのが“雷”“宇宙放射線”という、かなり珍しいものというのは面白い点でしたけどね。
でも、CGは全体的にかなりいい出来でしたね。リアルさ云々というよりも、見ていて“綺麗”な感じがしました。特に、地中の映像はもう神秘的ですらありましたね。宇宙よりも“未知の領域”っぽい感じがして、地中のシーンは見ていてかなり面白かったです。
『ディープ・インパクト』『アルマゲドン』といった先輩2作には無かった要素として、“超ハイテクマシーン”の存在がありますね。
地底探査艇はもう、凄い事になってましたからね。地中を掘り進む手段がドリルじゃなくて“ビーム”ですし、その素材も“圧力がかかればかかるほど丈夫になる”なんてものですからね。
さらには「地震発生装置」なんてものまで出て来る始末です。何か、ボンド映画の悪役が使いそうな兵器ですが(笑)。
総じて、「後発としては、もっと捻りが欲しかった」という点を除けば、最初から最後まで楽しめる良質エンターテイメント大作映画だと思います。
あと、キレた人の役柄しか見た事の無いチェッキー・カリョが普通の人物として出ていたのは意外でした。で、これがまたハマってるんですよね、役柄に。もう、いい人にしか見えなかったですから。デルロイ・リンドーも悪い人の役をたまに見ますが、この映画では、もう顔つきからして善人な感じがしました。やはり皆さん、芸達者です。

さて、この映画は「キャラクターがいい」というような事を上に書きましたが、中でもハッカーのラットがイカしてましたね。何しろ、“カンフー使い”ですからね(笑)。きっと、こいつのフェイバリットムービーは『マトリックス』に違いない。
あと、「俺の知ってる言語は0101001だ(数字は違うかもしれません・笑)」とか「お前のカンフーはそんなものか」など、セリフもとっても素敵でした。その強敵との“カンフーバトル”を泣きながらやってるという点も高ポイントです(笑)。
出来れば、コイツのスピンオフ映画を見たいぐらいです。
←メニュー画面に戻る