
監督:スティーブ・カー
出演:エディ・マーフィ(チャーリー・ヒントン)
ジェフ・ガーリン(フィル)
スティーブ・ザーン(マーヴィン)
レジーナ・キング(キム・ヒントン)
アンジェリカ・ヒューストン(グウィネス・ハリダン)
カーマニ・グリフィン(”アーティスト”ベン・ヒントン)
マックス・バークホルダー(”オムツ・ベイビー”マックス)
アーサー・ヤング(”クリンゴン”ニッキー)
エル・ファニング(”プチ・セレブ”ジェイミー)
シーザー・フロアズ(”グルメ・ボーイ”ショーン)
ヘイリー・ジョンソン(”見習い教授”ベッカ)
フェリックス・アキル(”財テク名人”ディラン)
シェーン・パウメル(”リトル・ギャング”クリスピン)
ジミー・ベネット(”コスプレ・マニア”トニー)
ある日、昼間から仕事もせずに子供を連れて公園に入り浸る日々に嫌気がさしたチャーリーは、「何か仕事は無いものか」と考える。そして、近所の主婦の「この町にまともな保育施設がほとんど無い」という言葉で、ある事業を思いつく。
そして、一緒にリストラされた友人のフィルと共に、自分の家を保育所として使う“パパによる保育園”「ダディ・デイケア」をやり始める事となったのだ。
集まって来たやんちゃ坊主達に手を焼く二人だが、もともと「明るく楽しいヤツ」である二人に子供達はなつき、どうにか保育所としての役目を果たす事が出来た。
だが、少しづつ園児をダディ・デイケアに取られていっている、町一番の英才保育所「チャップマン学園」の経営者、ミス・グウィネス・ハリダンが邪魔をしてくるのだった。
ストーリー展開は、「実際にはこんなにうまくいくはずないな」と思うぐらい、本来起こるべきトラブルが起こらないまま進んで行きます。でも、それが映画の欠点にはなってないんです。なぜなら、これが「ファミリー向けコメディ映画」だからです(笑)。むしろ、面白いように事がうまく運んで行く所が、見てて実際に面白かったりするわけです。
また、「ヒューマン・コメディ」というわけではないので、ドラマ的な要素もほとんどありません。終盤にちょこっと顔を出す程度で、基本的には見てて楽しくて笑える展開が続く事となります。
要するに、個人的にコメディ映画に不要と思う要素がほとんど無いんですよね。なので、「自分の期待と違う方向に話が進んだ」というような箇所が無く、最初から最後まで楽しく見ることが出来ました。
この映画の笑いのツボは、本来はあまり男達がやらない「子供の世話」を男達が必死にやっている、という所にあると思われます。他の映画では『スリーメン&ベビー』みたいな感じでしょうか。「一般的に男があまりやらない職業」という点では『フルモンティ』っぽいところもあるかもしれません。
ストーリーに関する笑いのツボが上に書いた事なら、見た目に関する笑いのツボは、子供達の奇行に大人達が振り回される様にあると思います。なので、色々な奇行に対して、それぞれどんなリアクションをしてくれるかがポイントになるわけです。そこを、エディと共演のジェフ・ガーリンの二人はまさに期待通りのリアクションの数々を見せて笑わせてくれました。
ちなみに、子供達個人個人にも、それぞれ個性的な性格設定がなされているんですが(14人の中には名前すら無いのもいますが・笑)、それがストーリーに活かされてる例はほとんど無いです(全く無いわけじゃないですが)。その場限りのギャグで使われるのがほとんどですね。それも「ただ個性的なお子様達がやりたい放題暴れてるだけ」なので、ただそれだけ見せられても別に面白くはならないと思います。ですが、そういった子供達の御無体に見事なリアクションで返すエディ達のコメディ演技がもう見ててたまらなく面白いです。
フィル役のジェフ・ガーリンはこの映画で初めて見ましたが、何か初めて見る気がしないです。何しろ、しばらくの間はジョン・グッドマンかと思ってましたからね(笑)。要するに、そういう体型の人です。
割と怖そうな顔をしてるんですが、フィル自体はとってもイイ奴という事で、そのギャップも見てて面白かったりしましたね。
もう一人の保育士マーヴィン役のスティーブ・ザーンも、「オタッキーないい人」という難役(?)を見事にこなしていました。
そして、この3人はいいトリオでしたねぇ。ほんと、見てて楽しかったです。何もギャグとかが出て無いシーンですら、なんとなく楽しい感じがありました。
ところで、この映画のキッズの中に、この映画と同日公開の『コール』に出演している名子役ダコタ・ファニングの妹が出ています。ちなみに、この妹の方も『アイ・アム・サム』に出演していて、「2歳10ヶ月のルーシー役」をやっていたそうです。
それにしても、「名子役」と呼ばれる子供は、なぜかその兄弟姉妹も後に子役で出て来ますね。なんでだろ。

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