※今回は映画ではなく、コンサートの感想という、「PIG映画館へ行く」特別編です。
ちなみに、あくまでも個人的感想文で、「行きたくても行けなかった!」という人の為のレビューではありません。ご了承ください。

●今回のコンサートでの曲目
『ネメシス/S.T.X』
『ラスト・キャッスル』より<組曲>
『トータル・フィアーズ』より<作戦>
『いれずみの男』より<メイン・タイトル>
『オーメン』<合唱団付き組曲>
・・休憩・・
映画主題曲メドレー
(「砲艦サンパブロ」「チャイナタウン」「エアフォース・ワン」「いつか見た青い空」「ボルターガイスト」「パピヨン」「氷の微笑」「風とライオン」)
『パットン大戦車軍団』より<組曲>
『ザ・ワイルド』より<メイン・タイトル><フィナーレ>
ソリアン・オーバー・カリフォルニア(ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーより)
・・アンコール・・
優しく歌って(チャールズ・フォックス作曲)
『スター・トレック』
<ジェリー・ゴールドスミスとは何者なのか(一応、知らない人の為に)>
ジョン・ウィリムアズのような映画音楽の作曲家です。代表作は「ランボー」シリーズ、「トータル・リコール」「ザ・グリード」「スター・トレック」シリーズ、「グレムリン」シリーズなどなど。最新作「ネメシス」で167作目になるという、超ベテランです。
<コンサートの感想>
映画音楽好きの私としては、「地元にジェリー御大が来る!」という事態に狂喜乱舞し、チケットは発売後すぐに購入しました。
が、ジェリーは現在闘病中という事で、本来は去年の11月に開かれる予定だったコンサートが今年の3月に延期。でも結局、ドクターストップがかかってしまい、本人の来日は叶わなくなってしまいました。
ただ、ここでコンサートは中止にも延期にもならず、代役で、ジェリーの友人、チャールズ・フォックスという人が代わりに指揮をするという事で開催となったのです。

本人が来ないという事は確かにガッカリではあるんですが、まあ、曲は変わらないわけですし、しょうがないかなといった感じでした。
で、コンサートの感想ですが、もう、素晴らしかった!の一言ですね。
演奏した曲の中に、私もサントラを持っている「エアフォース・ワン」をやったのですが、もう同じ曲なのにCDで聞くのとは段違いでした(当然ですが・笑)。
当日、コンサートが始まる前に「ロード・オブ・ザ・リング」を見ていたんですが(コンサート会場のすぐ近くにワーナー・マイカルがある)、こっちの「映画館の音響設備による大音量」にも遥かに勝る、生の迫力というのがありましたね(ちなみに、「ロード・オブ〜」の音楽はジェリーではありません)。
実は、今回演奏したもので、映画を見ていて尚且つ曲を知っている(覚えてる)のは「オーメン」「エアフォース・ワン」「ザ・ワイルド」のみだったりします。
「ポルターガイスト」「氷の微笑」も見てはいますが、曲は覚えてませんでした。あと、「トータル・フィアーズ」は数日前にレンタルで見たばかりだったので、かろうじて分かりました。確か、オープニングで使われてた曲でしたね。
で、数少ない、私の知ってる曲の一つである、「ザ・ワイルド」。あんまり知名度の無い映画ですが、実は私の大好きな映画です。内容もさることながら、その音楽がまたとっても素晴らしいもので、映画を初めて見た時から強烈に印象に残っていた名曲です。
去年、コンサート開催と共に発表された今回演奏する予定の曲目一覧を見て、この映画のタイトルを発見した時は思わず鼻血が出そうになってしまいました(笑)。この「ザ・ワイルド」が今回、私の中での一番の目玉と言っても過言ではありません。実際、オーケストラで演奏されたこの曲を聞きながら、「今、この場にいて本当に良かった」と心から思ったものでした。
今回のもう一つの目玉は、「合唱団付きオーメン」ですね。これを演ると知った時は、「こんなのやって、本当に悪魔が降りて来たらどうするんだ」と思ったものでした。
そして実際に聞いた「合唱団付きオーメン」・・・。これは、本当に怖かったですね。「オーメン」の曲がどんなものか知ってる人には想像が付くと思いますが、本当に強烈でした(笑)。もう、危うく失禁しかけるところでしたからね(ウソ)。
演奏が終わった後の拍手も、この時が一番熱がこもってたような気がしましたね。
アンコールでやる曲目は伏せられていたんですが、密かに「ランボー」か「ザ・グリード」をやってくれないかな、と期待していたんですが、当然、そんな事は無かったです(笑)。
実際に演奏したのはチャールズ・フォックス作曲の「優しく歌って」と「スタートレック」の2曲。この「優しく歌って」という曲、正体は「ネスカフェ・エクセラ」のCMで使われてる曲でした。この人の作曲だったんですね。
<ジェリー・ゴールドスミスINJAPAN2000>
ジェリーの来日公演というのは、今回で3度目になるようです。過去にも2回、来日公演を行っているんですね。

実は、2000年11月に行われた、ジェリー2度目の来日公演は、開催が今回と同じ、横浜みなとみらいホールでした。という事で、実は私、これにも行ってました(ちなみに、初来日時のコンサートがいつどこでやったのか不明)。この時が「映画音楽をコンサートで聞く」初めての経験だったので、凄い衝撃でした。
前回は知ってる曲が「エアフォース・ワン」のみだったんですが、もう、この「コンサート版エアフォース・ワン」を聞いただけで、思わず目からビームが出てしまうぐらいの感動と興奮がありましたね。と言うか、どれぐらい感動したかを表現する例えが「目からビームが出そう」なんてわけの分からない文でいいのか、俺(笑)。
他には、古すぎてタイトルも聞いた事無かった映画の曲や、新しすぎてまだ見てない映画の曲(当時、ジェリー最新作だった「インビジブル」)などを演奏しました。
ただ、アンコールでは、知ってる曲である「トータル・リコール」をやってくれました。これはかなり嬉しかったですね。まさかこの映画の曲が聴けるとは思わなかったですから。
イントロの“カーン、カーン、カーン、カンカーン”という音(文字にすると何の事やらさっぱり分からないですが)。この音を出す専門の道具を持った人が現われたのはちょっと驚きでしたね。そう言えば、今回のコンサートでも、舞台の隅っこの方に風の音みたいな「ピュゥ〜!」というサウンドを出す専用の道具が置いてありましたね(何の曲か忘れてしまったんですが、2回ほど使ってました)。
で、この2000年のコンサートのアンコールでシュワの映画の曲をやってくれたので、今回のコンサートではスタローンの「ランボー」を期待してたんですけどね(笑)。
<次回のコンサート>
休憩時間中、ロビーに置いてあるテレビで、今回のコンサートに行けなかった事について、ジェリー本人から日本のファンへのメッセージが映されていました。

それによると、「来年は必ず行きます」との事でした。何と、本人は来年も来日コンサートを開いてくれるつもりでいる!こいつはとっても楽しみですねぇ。なんなら、今年の11月でもいいんですが(笑)。
ただ、病気や体調の事があるので、どうなるか分からないですけどね。それに、「指揮棒を振るう」というのも、傍で見てるよりもずっと大変な仕事みたいですからね。今回のチャールズ・フォックスさんはジェリーよりも若いんですが、終盤の頃は一曲演奏が終わる毎に肩で息してましたからね。
来日コンサートをしてくれるに越した事はないですが、どうか無理はしないでほしいものです。
ですが、もし、体調も良好で来年なり今年なりに来日コンサートを開いてくれるのなら(しかも横浜で・笑)、今度こそ「ランボー」と「ザ・グリード」を演奏していただきたい。「ランボー」が駄目なら「ランボー2」でもいいです(笑)。 そして、次のコンサートまでには私も「戦艦サンパブロ」とか「チャイナタウン」、「パットン大戦車軍団」みたいな昔の映画も見ておきます。“映画主題曲メドレー”のとき、今、何の映画の曲を演奏してるのか分からなかったですからね・・・。
●ジェリー・ゴールドスミス・コンサート公式サイト→ http://www.fictory.com/JerryJapan/