マトリックス リローデッド


THE MATRIX RELOADED
03年 アメリカ映画 138分

(下の画像をクリックすると謎のコーナー“こんなネオはいやだ”に行かれます) THE MATRIX RELOADED

監督・脚本・製作総指揮:アンディ・ウォシャウスキー
             ラリー・ウォシャウスキー
製作:ジョエル・シルバー
音楽:ドン・デイビス
出演:キアヌ・リーブス(ネオ)
    ローレンス・フィッシュバーン(モーフィアス)
    キャリー・アン・モス(トリニティ)
    ヒューゴ・ウィービング(スミス)
    ジャダ・ピンケット・スミス(ナイオビ)
    グロリア・フォスター(預言者オラクル)
    モニカ・ベルッチ(パーセフォニー)
    コリン・チャウ(セラフ)
    ノーナ・ゲイ(ジー)
    ランダル・ダグ・キム(キーメーカー)
    ハリー・レニックス(ロック司令官)
    ハロルド・ペリノー(リンク)
    ニール&エイドリアン・レイメント(ザ・ツインズ)
    ランバート・ウィルソン(メロビンジアン)
    アンソニー・ウォン(ゴースト)




<あらすじ>
ネオが空を飛び、スミスが100人に増えたりする。



<見た後の個人的感想>
すみません、変なあらすじを書いてしまいました(笑)。
と言うか、もうストーリーがわけ分からんです。あらすじも書けないぐらいに。多分、あと3回ぐらい見ないと理解出来ないと思います。
でも、何がそんなに難解なんでしょう。別に「わけが分からないままストーリーが進んでいく」という感じがあるわけではないんですよね。登場人物が劇中でとっていく行動も、見ていて「え、何でそうなるの?」と疑問に思う個所があるという事もなかったですし。

難解な理由として、まず、この映画の主な舞台「マトリックス」に関して分からない部分が多いというのがありそうです。前作を見ていて分かってるつもりでいたんですが、何しろ、ファンタジー映画とかで出て来る「異世界」ともまた全然タイプの違う世界ですからね。コンピューターに詳しかったら、もうちょっと理解しやすいのかもしれないですが。
あと、登場人物の会話が小難しい、というのがありますね。劇中、2人ほど「結局何を言いたいんだコイツは」というようなセリフを喋るやつがいました。 私がネオだったら頭がパンクしているところでしょう。
まあ、たまには頭を使いながら見る映画があってもいいでしょうからね。これはこれで「次に見る時は理解してやる!」と思えるので良かったです。

しかし!この映画にストーリーを期待して見に行った人がどれだけいるのでしょうか。多分、けっこういるんでしょう(何なんだ・笑)。
でも私は「アクションシーン」を目当てで見ました。そして、見る前の期待に見事に応えたアクションシーンの数々を見させてもらいました。

まあ、「どんなシーンが出て来るのか」は最終予告編でイヤと言うほど見てしまったので「衝撃」というのは無かったんですが、この映画のアクションシーンは、ただインパクトだけのシーンではないんです。もっと上の段階まで行ってましたね。前作のアクションシーンもそうだったんですが、何度見てもカッコ良く思えるぐらい、本当によく作りこまれたアクションシーンになってるんです。
ある意味、ジャッキーを代表とする生身アクション(アクション俳優の動きによるアクション)の逆ベクトルで最高峰のアクションと言ってもいいんじゃないかと思います。
もう、「見てるだけで楽しい!」、そんな感じのするアクションシーンでしたからね。

ただ、これは、私がかつて「ゲーム小僧」だったのが原因かもしれません。
この映画のキアヌのカンフーシーンとか、まるでゲームセンターで、“格闘ゲームをやってる上手い人のプレイを後ろで見てる”のと同じような感じがありましたからね。
私は、映画の中にゲームっぽいシーンが出て来ると喜ぶタイプなのですが(ただし、演出がうまければですが)、ゲームにあまり馴染みの無い人にとっては、この映画のアクションシーンを見ても「バカな事やってんな」としか思えないかもしれないです。まあ、それならそれで「笑いながら見る」という見方も出来ると思いますが(笑)。

ところで、この映画のカンフーシーンの長さは、もう香港映画並でしたね。まあ、私は香港映画はジャッキー映画以外はあまり見てないんで、比較したのは『ファイナル・プロジェクト』なんですが(笑)。あの映画もカンフーシーンが妙に長くて「まだ続くのか」という感じすらありましたからね。
もちろん、どっちも「もっと短くした方がいい」とは思わないですけどね。何しろ、これが見せ場なんですから。ただ、初見時には戸惑いがありましたけどね(笑)。

あと、この映画のアクションシーン全般で感心したのは、スローなどの映像スピードの変化の出るタイミングが絶妙なんですよね(注・これより以下、客観性完全排除の主観のみの文章です)。
「このシーンはジックリみたい」「このシーンはスローにしないでテンポよく見たい」と見ながら潜在意識下で思った事は、ほぼ全てその通りに展開してくれましたからね。
潜在意識で思ってた事が何で分かるんだと問われたら、言葉に詰まるしかないんですが(笑)。
でも、映像の流れのようなものが、本当に見てて心地いいぐらいだったんですよね。この映画を何度も見たいと思わせる最大の要因がここなんです、私の場合。具体的にどういいのかは、もう口では説明出来ないですね。実際に目で見て感じてもらうしかないです。

またしばらくの間“『マトリックス』のVFXスタッフが結集!”みたいな宣伝をされるVFXアクションが出て来るかもしれないですが、同ジャンルの映画でこの『リローデッド』のアクションの映像センスを超えるのはほぼ不可能に近い、それぐらいのレベルまで行っちゃってますね。
なので、今後『リローデッド』を越えるアクションを作ろうと思ったら、VFXは極力使わない方がいいかもしれないですね。

それにしても、2作目でここまでやってしまったら、次の『レボリューションズ』はどうなるんでしょう。
まあ、同時撮影ですし、『リローデッド』を“超える”というような事はないんでしょうね。とりあえず、同じぐらいのクオリティのアクションシーンが出ることを期待したいです。



<キャストについて>
主演のキアヌはほんと、カッコいいですね。私もキアヌになりたいです(爆)。
こういう、カッコいい男が主役だと、ゴツいアクションヒーローが主役のアクションとはまた違った映像的面白さがありますね。

それにしても、この人はちゃんと定期的にアクションをやってくれますね(しかも面白い映画を)。私はこの男のアクションセンスをかなり買っているので、嬉しい事です。『スピード』はもちろんのこと、『チェーン・リアクション』も大好きですからね。『マトリックス』シリーズ終了後もまた面白いアクションに出て欲しいです。



<プログラムについて>
定価900円。高すぎですし、サイズもデカ過ぎです。
確か前作のプログラムもこんな感じだったような・・・。『レボリューションズ』もこうなるのかな。
内容はそれなりに充実してるんですが、『リローデッド』の特集記事の組まれてる映画雑誌を買った方が得なような気がします。



<画像の下より、ネタバレ有りの感想>

キアヌ ネオVSセラフ! ネオVS敵戦闘員! ネオVSスミスズ!! (こんなシーンよく考えたものです) ネオVSスミス単品!



『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ以上に、見事に途中で終わりましたね。これは、やはり2作目と3作目が同時撮影だった『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』のラストを彷彿とさせますね。3作目の予告編も出てきますし。
それにしても・・・。とある人物のアップで『リローデッド』は終わるんですが、最初見た時、「これ、誰だっけ?」なんて事を思ってしまいました(笑)。
こいつはスミスが乗っ取った男なんですよね?ザイオンでネオを後ろから刺そうとしてた。
本来マトリックス内のプログラムであるはずの存在が外に出てきてしまうと、ますます混乱してしまいますね。「結局、マトリックスとは何なんだ?」と。
ラストではネオも現実世界で「救世主パワー」(そんな名前の技じゃない)を使ってましたし。

あと、前作を見た時から思ってたんですが、マトリックス内の世界よりも、わけの分からない機械が飛び交ってる現実世界の方がよっぽど非現実に見えるんですが(笑)。
まさか、ザイオンとbゥがある、この“現実世界”の方も仮想現実だったというオチなんじゃないだろうな。もしくは、全部トーマス・アンダーソンがリコール社で見ていた夢の話だったとか(笑)。

まあ、この際ストーリーはどうでもいいです。この映画はアクションメインですから(そうなのか?)

この映画、主人公がほぼ無敵なんですけど、これが「緊迫感が無い」と感じる人もいるんでしょうかね。私は、何しろセガールファンですから、主人公が無敵という点は全く気にならないんですが。
でも、それにより、前作にあったアクションシーンの“クールさ”が薄れた感はありましたね。
そんな中、無敵なネオを“どこでもドアで遠くに飛ばす”という強引な技を使って、普通のキャラであるモーフィアスとトリニティにカーチェイスをさせるというシーンがあるのがいいですね。
ネオのアクションはもう別世界のものになった感がありますが、この二人のアクションは比較的、前作の流れを汲んだアクションになってましたからね。特に、車上でのエージェントVSモーフィアスの戦いは、「モーフィアスが弱いながらもよく戦ってる」という感じが出てて緊迫感もありました。

ただ、その後のトレーラーの正面衝突による大爆発シーンは、ちょっと、笑うしかないという感じの映像になってましたね(笑)。この映画、これまでに2回見てるんですが、どっちもここで場内に笑いが起こってました。
でも、例えば『ダイハード2』の、輸送機の中に投げ込まれた手榴弾からマクレーンが脱出するシーンと同じような、“派手なバカさ加減精神”の感じられるいいシーンでした。ちなみに、私はこういうシーンは“大好き”です(笑)。

今回はエージェント以外の敵が出て来るようになりましたが、やっぱりエージェントが一番カッコいいですね。衣装がいいんでしょうか。カーチェイスシーンで、車の上に仁王立つエージェントの姿を見て、「やっぱり『マトリックス』の敵はザ・ツインズよりもエージェントだぜ」なんて事を思ってしまいました。
しかも、1作目でお馴染みの「上体をワシャワシャ動かして銃弾をかわす」をまた見せてくれましたね(それも車上で)。

ザ・ツインズもいい味出してましたけどね。今時、武器がカミソリというのも、またシャレた選択でした。

スミスも、もうエージェントとは違う存在になりましたし、今回は敵の種類が豊富でしたね。『レボリューションズ』でも、また新しい敵が出てきたりするんでしょうかね。

これまで予告編が3種類公開されてきましたが、その映像の中には『レボリューションズ』のシーンも含まれてたんですね。最後の『レボリューションズ』の予告編で、「『リローデッド』には出てこなかったけど、前の予告編で見た事がある」場面が数シーンありましたからね(1作目で出てきたような柱のある廊下でトリニティが撃ち合いをしているシーンとか)。
『レボリューションズ』では預言者の護衛の東洋人も出番が増えるみたいですね。あついは味方になるんだろうか。ネオと互角ということは、かなりの使い手ですからね、ヤツは。演じてる人も、キアヌよりカンフーの出来る人ですし。

ともかく、11月の『レボリューションズ』公開が今から楽しみです。



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