
監督:ボアズ・イェーキン
製作・脚本:アリソン・ジェイコブズ
出演:ブリタニー・マーフィ(モリー)
ダコタ・ファニング(レイ)
マーリー・シェルトン(イングリッド)
ドナルド・フェイソン(ヒューイ)
ジェシー・スペンサー(ニール)
ヘザー・ロックリア(ローマ・シュライン)
出演者やストーリー、話題性など全く関係無しに、ただ「ブタが出るから」という理由で見に行ったこの映画。これがまた、期待以上に面白い映画でしたね。
さて、ブタの話はこれぐらいにして、この映画自体の話ですが、ずっと何不自由無く育った、我がままで精神年齢の低い“子供じみた大人”な若い女が、突如として無一文となり、子守りのバイトをする事になるが、その子供がまるで正反対の、“大人じみた子供”という奴だった。で、この正反対の2人が一緒に過ごすうちに、お互いに欠けていたものを埋め合わせていく、というストーリーです。
初登場時から、だいたい映画が半分ぐらい過ぎるまでは、2人とも見ててムカつくようなイヤな奴です。現実にいたら、絶対に関わりたくないような人物ですね。
モリーの方は、“我儘なお嬢様”とか“心が子供のまま大人になったような女”というより、ヤクでラリったアホにしか見えないぐらいに酷いです(言いすぎか・笑)。衣装からして、常に、下着に毛が生えたようなものを着てうろついてますし、ほんと、狂人に限りなく近い存在、という印象でしたね。
それが、映画を見ていて、ふと気付いたらまともな人間に変化しているんです。具体的に「ここが転機だった」と思い当たるところは無いんですが、終盤で至極まともな事を口にするという、序盤の段階では考えられないような事をしても、特に違和感を感じないぐらいなんですよね。
そこまで自然に、無理なくキャラクターの内面の変化を行っていたとは、演出なり脚本なり演技なりがよっぽど良かったんでしょうね(見ている時は特に気付かなかったですが)。
一方、子供のレイの方も、逆に、素直な子供らしい性格に変化していく事となります。こちらは、中盤でモリーからムーを(強引に)譲られたのが原因に違いないと勝手に思ってます(笑)。