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iPS細胞とは?

あなたもご存知の通り、人間の体は60億個もの細胞によって作られています。
しかし、すべての細胞が同じはたらきをしているわけではありません。
人間の身体を作る細胞は大きく分けて2つに分けることができます。
1つが幹細胞(かんさいぼう)と呼ばれるものであり、もう一つが体細胞と呼ばれるものです。

幹細胞というのは、いろいろな種類の細胞に変化する(分化といいます)ことのできる細胞です。
分裂することにより体細胞に分化することもできますし、自分と同じ幹細胞を生み出すこともできる、ちょっと変わった細胞です。

一方で体細胞とは、私たちが普通「細胞」と聞いて思い浮かべるもののことです。
すでに分化が終わっており、脳細胞ならば脳ではたらき、皮膚の細胞は皮膚をつくって体を守っています。脂肪細胞はダイエットの敵ですね(笑)

幹細胞はさらに2つに分かれます。体性幹細胞と多能性幹細胞の2つです。

体性幹細胞というのは、特定の組織にしか分化できないように決まっている細胞です。
つまり、脳ならば脳、皮膚ならば皮膚など運命が決まっているわけです。
たとえ多能性幹細胞の一種である「造血幹細胞」は血液にかかわる細胞にしか分化できません。造血幹細胞は、自分と同じ造血幹細胞を生み出したり、赤血球や白血球に分化することはできるのですが、脳細胞に分化するようなことはできないのです。
逆に「神経幹細胞」は、ニューロンなどの脳細胞に分化できる一方で、赤血球などには分化できません。
このように体性幹細胞では、分化できる細胞の種類が決まっているわけです。

一方、多能性幹細胞はさまざまな細胞に分化できる(多能性)を持った細胞です。

実はiPS細胞は、人工的につくられた多能性幹細胞の一種なんですね。
多能性幹細胞は特定の遺伝子を入れてあげることで、目的の細胞へと分化を誘導することができます。また増殖してiPS細胞を新たに生み出すことも出来るのです。

ちなみに「iPS」というように頭文字だけ小文字の「i」なのは、iPodにヒントを得ているとか(笑)

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