『栄光は誰の手に!?』 written by LITD
「もう、あの事故からも随分経ったんだよね……」
今となってはクラスメイト達も全員回復しているし、重症だった恭介たちも完治して生活している。
「皆、もう元気になったし、そろそろ恭介が新しい遊びを始めるかな」
「ご名答。流石理樹だな」
回想に耽りながら見ていた窓から、恭介が入ってくる。
「メンバー全員、体も良くなったし、そろそろバトルランキングを再開しようと思う」
「また、唐突な話だね……」
「とは言っても、以前と同じじゃつまらないからな。少しばかり特別ルールを追加させてもらう」
そう言って恭介は、一気に電話を掛け捲るのであった……。
「さて、それではルールを説明させてもらおう」
集まったのは、僕と恭介を含めて13人。現在のリトルバスターズフルメンバーだ。
「長くなるから聞き逃すなよ。
一番特殊なルールだが、制限時間を設けて、その間に一度も戦闘をせずに隠れきった者は問答無用で優勝だ。
制限時間は一時間。移動できるのは学校の敷地内のみ。要するにグラウンドはありだ。
格下への挑戦も在りだ。その場合は幾ら下の相手でも申し込み可。
格上へは……3位以内への挑戦は半分より上、7位以上に限る。
戦闘開始と結果はメールで告知、ランキングは、携帯にリアルタイム表示される。
そして、第二の新しいルール。全員が隠れちまうとゲームが進まないから、特別な制限を設ける。
五分間戦闘が確認されない場合、全員の携帯にランダムで選ばれた一人の居場所が送信される。
勿論、それでも戦わないと言う手もあるが、全員が戦わなければ最終的には全員の居場所が明らかになる。
居場所がばらされた奴も不運なだけじゃない。送信されてから最初に来た相手を倒せば順位が上がりやすい。
基本的には以上だな。隠れきった奴がいないときは、最も順位が上の奴が優勝だ。
優勝者には……」
「優勝者には?」
「……映画のペアチケットor遊園地ペア入場券を贈呈だ」
「何その男性陣が使いにくそうな選択肢……」
「そんな事は無いさ。俺と理樹が言っても良い訳だしな」
「まあ、それぐらいだろうね……」
どうせ僕が勝つ確立なんて13分の1だし、一位になっても女子は選べないようなものだ。告白に等しい。
「それじゃ、最初の順位はあみだで決めよう。称号も初期のままで行こう」
そして、あみだくじの結果。
1位……唯我独尊の女王猫 笹瀬川佐々美
2位……えきぞちっく(自称)なマスコット 能美クドリャフカ
3位……日傘を差した物静かな天然素材 西園美魚
4位……憎めない筋肉馬鹿一直線 井ノ原真人
5位……ボケまくりの完全無敵少女 朱鷺戸沙耶
6位……普通の少年 直枝理樹
7位……ほんわりきゅーとなメルヘン少女 神北小毬
8位……素っ気無し、愛想無し、配慮無しの風紀委員長 二木佳奈多
9位……ちょっぴりお茶目な姉御肌 来ヶ谷唯湖
10位……最強の男児にして真人のライバル 宮沢謙吾
11位……なかなか人に懐かない気高き子猫 棗鈴
12位……あらゆる日常をミッションにするリーダー 棗恭介
13位……お気楽、極楽、騒がし乙女 三枝葉留佳
「それでは、5分後に始めよう。それまでは隠れても何もしなくてもOKだ」
「うー。最初から最下位とは、我ながら運が悪いですネ」
階段を下りながら珍しく思考に耽る。
こうなったら、手当たり次第に戦っていくべきか、それとも隠れきって逆転するか、しかない。
「ラストで最下位から一位に逆転で成り上がり……うん、カッコイイ」
こうなったら、出来る限り動かずに、隠れきるのが良いだろう。
そんな事を考えてたら、目の前に。
「……あら。葉留佳じゃない」
「? お姉ちゃん?」
「さて……どうするかな」
最下位まではいかなくとも、ワースト2からのスタートと言うのは中々厳しい。
「ま、何とかなるだろ。今回の俺には……こいつがあるしな」
制服の左右にしまわれた、明らかにポケットの容量を超過している、二つの面。
それを見て、静かに笑みを浮かべる。
「待ってろよ、理樹」
「うにゅ〜」
何か突然ゲームが始まったと思ったら、いきなり下から三番目まで落とされた。
「遊園地……」
理樹は誘ったら断るだろうか。
いや、あの理樹に限ってそんな事はないだろう……。
「何かよく分からないが、取り敢えず勝つ」
そして理樹を連れて行こう。最近、あまり二人になる機会もないし。
「………………」
精神の集中と心頭滅却。
ただ一人、集合場所に残って座禅を組む。
「待っていろよ、理樹……」
心頭滅却はあまりうまくいっていないが。
これでも、称号に『最強』とある身だ。無様に負ける事など許されない。
「ふふふ……はーっはっはっは!」
最初の順位など関係ない、ただ多くの者と戦えば、それだけでトップは取れる。
そう、信じて疑わなかった。
「ふむ……9位とはまた微妙な所だな」
確認した所、今回のバトルでは武器の持ち込みは禁止らしい。
つまり、今回は愛刀(レプリカ)を使う機会はないということだ。
「気配を消すのは得意ではあるが……。恐らく、雰囲気からして朱鷺戸女史には通じないだろう。
何より、それでは私が美少女達の試合中に起こるハプニングに参加できん」
となれば、残りは一つ。自分よりも上にいるものを、全て叩き落せばよい。
「さて、褒美は誰と行くとしようか……」
「う〜ん。私は一位にはなれないかなあ……」
周りと比べれば自分の能力は明らかに劣っているし、今回は皆が本気になっている。
勿論、一位になりたくない訳ではないのだが、冷静に考えてみれば、案外簡単に答えは出た。
「あら?神北さん?」
「ふぇ?さーちゃん?」
そんな時、ばったりと、現在の一位と出くわした。
「……!そうだ、さーちゃん!」
「は、はい?どうかしまして?」
「お仲間さんなのですよ!」
「……は?」
「はあ……。随分と不利な条件だなあ……」
只でさえ基本スペックで劣っていると言うのに、今回は賞品の為か、遊びの時とは違う緊張感がある。
「取り敢えずは真人と謙吾と恭介と来ヶ谷さん……二木さん達は未知数かな」
まあ、賞品は置いておいて、何よりも楽しめばいいか。なんて考えながら作戦を立てるのであった。
「バトルランキング……って、あの時理樹君が戦ってたあれよね……」
援護射撃はした事があるけれど、実際にやった事はない。そもそも、ルールからして銃は使えないし。
「体術まで禁止って……基本的な攻撃が出来ないんじゃ何も出来ないわよ……」
とは言え、優勝者にはペアチケットだ。
慣れていようがいまいが、是が非でも勝たなければ……。
「今回こそ、連れて行くからね……。待ってて、理樹君」
「ふっ!ふっ!」
階段をうさぎ跳びで上がっていく。
「ふっ!今のうちに、筋肉を、温めて、おかないと、な!」
言葉こそ途切れ途切れだが、疲労は一切感じない。
準備運動はもうすぐ終わる。そうしたら、あとは隠れなんてせず、ひたすら戦えばいいのだ。
「ふっ!最近、理樹が、女子の方に、構いがちだから、な!偶には、俺とも、遊んでもらいてえ、な!」
「バトル、ですか……。やはり、肉体労働は体に合いません」
そんな事を呟いた一分後には、いつもの木陰の下で本を開く。
「何でバトル参加しないのー?」
「参加しないのではありません。自分から出向かないだけで、相手が来たなら戦います」
「そんなんじゃ、理樹君が誰かと一緒に遊園地に行っちゃうよ?」
「むしろ、恭介さんが優勝するのを願いたいです」
道行く生徒が不思議そうにこちらを見たが、そんな事は気にしないで、本を読み進める事にした。
「わふー……上から二番目なのです……」
いきなり、随分とハイな位置づけです……。
笹瀬川さんと戦って、勝ってどこかに隠れていれば、うぃなーなのです。
私は他の人に比べて小さいし、隠れる場所も沢山あるでしょう。
「わふ……。言ってて悲しくなってきました……ようしっ!」
小毬さん式テンションアップなのです!これで、あいむのっとすけあーどなのです!
「あいむねばーぎぶあっぷ、なのです!わふー!」
『全員、用意はいいか?ゲーム……スタート!」』
/riki
「さて、と。隠れても見つかっちゃうだろうし、取り敢えずは相手探しかな」
どうせ、来ヶ谷さんたちに見つかるんだし、隠れる必要はない。
それよりは、自分から戦いに行って、隠れきる人をいなくすることが重要だ。
「げっ」
「うん?」
今、何処かから何かが聞こえたような……。
「何でよりによって最初に理樹君に会うのよー!」
……気のせいじゃなかった。通気口を見上げると、沙耶が小声でブツブツと悪態をついている。
「えーと……沙耶?」
「むみゃっ!?」
途端、奇声と共に沙耶が落っこちてきた。……大丈夫かなあ。
「さ、沙耶?大丈夫?怪我はない?」
「ふ、ふふ。ふふふふ」
立ち上がって、何故か笑い始める沙耶。どうやら怪我はないらしい。
「そうよ!ビックリしてつい変な声あげちゃったわよ!そもそもスパイの癖に相手に場所を悟られるほど気が抜けてたのよ!
挙句の果てにはこれから戦うであろう相手に『大丈夫?』って心配されてるのよ!こんな子をスパイと呼べるのかしら!?
呼べないわよね!滑稽よね?滑稽でしょ!?なら笑えばいいじゃない!笑っちゃいなさいよ!あーはっはっはって笑いなさいよ!」
「…………」
「あーはっはっは!」
「……無事みたいだね、よかったよ」
「どうせあたしなんて……ぶつぶつ」
あー、いつものパターンだ。困ったなあ。今回は時間制限があるし、出来る限り上に上がる為に沢山戦わないといけないんだけど。
これじゃ、時間切れになっちゃうからなあ。まあ、しょうがない。出来れば使いたくなかったけど……。
「……沙耶」
「役に立たないし、変な声上げるし、すぐ自虐に走るし……」
「……愛してるよ」
「げげごぼうおえっ!」
よし、少し悪い気もするけど、沙耶は正気(?)に戻ったし。
「それじゃ、始めようか」
「うう……。理樹君の意地悪……」
こうして、第一試合は始まった。
普通の少年 直枝理樹 NO6
VS
ボケまくりの完全無敵少女 朱鷺戸沙耶 NO5
この瞬間に、全員の携帯に、僕達が試合を始めて隠れるのを諦めた事が送信されるだろう。
それで観戦に来て、こちらと戦おうとする人がいるなら、それはそれでよし、だ。
「え?え?」
沙耶は、周りから投げ込まれる物に慌てふためいている。僕が掴んだのは……。
「これは……綿棒?」
綿棒だった。どこからどう見ても綿棒。麺棒ではなく綿棒。それも一本だけだ。
「無理にも程がありすぎるよ!これ投げ入れたの誰!?」
勿論、返事はない。まあ、あの調子では沙耶もまともな武器は取れないだろう。
「って拳銃(BB弾用)!?」
と言うのはムシが良すぎたらしい。ビギナーズラックって怖いね。
BATTLE START!
「これって……撃てばいいの?」
沙耶はBB弾を連射した!
理樹に5のダメージ!
理樹に5のダメージ!
理樹に5のダメージ!
理樹に5のダメージ!
理樹に5のダメージ!
「じ、地味に痛い……。今度はこっちだ!」
理樹は綿棒を突き出した!
沙耶に2のダメージ!
沙耶に2のダメージ!
綿棒は折れてしまった!
「早っ!!ココから何で戦えばいいのさ!?」
「エアガンも、意外と使いやすい物ね」
沙耶は華麗にBB弾を連射した!理樹の体の至る所にクリティカルヒット!
理樹に30のダメージ!
理樹に30のダメージ!
理樹に30のダメージ!
理樹に30のダメージ!
理樹に30のダメージ!
「これで終わりよ!」
とどめの精密連射!5発のBB弾が理樹の額の一点にクリティカルヒット!
理樹に40のダメージ!
理樹に40のダメージ!
理樹に40のダメージ!
理樹に40のダメージ!
理樹に40のダメージ!
理樹は倒れた!!
「何と言う武器の差……。完敗だよ……」
「称号、称号……。『コンビニ好きな便座カバー』、とか?」
「由来が分からないよ……。そして凄く不名誉だ……」
結果: 順位変動なし [WIN] 朱鷺戸沙耶 NO5 VS 直枝理樹 NO6 [LOSE]
「はあ……初戦から負けか……」
いきなり幸先が悪い。まあ、気にせずに次の相手を探すべきだろう。
「やあ、少年。見事な負けっぷりだったな。不覚にもおねーさんは感激してしまったぞ?」
「果てしなく嫌味にしか聞こえないよ、来ヶ谷さん……」
いつの間にか僕の後ろに立っていた来ヶ谷さんは、恐らくさっきの試合を見ていたのだろう。
「さて、早速試合を申し込ませてもらおう。それとも、怖気づいてしまったかな?」
「拒否権がない事位、知ってるでしょ?いいよ。ココでやろう」
コンビニ好きの便座カバー 直枝理樹 NO6
VS
ちょっぴりお茶目な姉御肌 来ヶ谷唯湖 NO9
「今度は……これだ!」
今回こそは真面目な武器を……と思って手に取ったのは。
「今度はテレホンカード!?」
またしても、酷く強度の低い物だった!というより、さっきより劣化してる気がする!
「う……これは……」
どうやら、来ヶ谷さんも武器を取ったらしい。絶望に浸りながらもそちらを見ると。
「……雑誌?」
凄く普通(このバトルでは)な物だった。だが、来ヶ谷さんは顔を押えている。
「まさか……実は凄く強い武器?」
「いいや。そんな生ぬるい物ではないさ、少年。これは……」
「そ、それは……?」
「グラビア雑誌だ」
「知らないよ!というか投げたの誰なのさ本当に!」
「まずいな……。このままでは試合に集中出来ない……」
「思わぬ所でチャンス到来!?でもあんまり嬉しくないよ!」
BATTLE START!
理樹はテレホンカードで来ヶ谷を叩いた!
来ヶ谷に1のダメージ!
来ヶ谷は雑誌を読み耽っている!
理樹はテレホンカードで来ヶ谷を叩いた!
来ヶ谷に1のダメージ!
来ヶ谷は雑誌を読み耽っている!
「勝てる気がしない……」
理樹はテレホンカードで来ヶ谷を叩いた!
来ヶ谷に1のダメージ!
来ヶ谷は袋綴じを開けようとしている!
「何か、もう何でもいいや……」
理樹はテレホンカードを振るった!テレホンカードが袋綴じを綺麗に開封する!
「なっ!待て、心の準備が……ぐふっ!」
来ヶ谷に872のダメージ!
来ヶ谷は倒れた!!
「あ、あれ?」
「どうやら、あの雑誌を選び取った時点で、私の敗北は決まっていたようだな……」
何か、良く分からないけど勝ってしまった!
「えっと……『むっつり唯ちゃん』で」
「君までその名前をデフォルトにしたいのか……」
結果: 順位変動なし [LOSE] 来ヶ谷唯湖 NO9 VS 直枝理樹 NO6 [WIN]
「何だかんだで順位は変わらないのか……」
格上に負けたのと、格下に勝ったのとで、僕は6位のままだ。
「って、あれは……二木さん?」
二木さんと葉留佳さんのクラスのドアに寄り掛かる様にして、二木さんが立っていた。
特に何をするでもなく、ただ宙を見つめている。
「二木さんは8位だし、出来れば気付かれたくないかなあ……」
向こうも隠れる気は無いみたいだし、隠れ切って逆転する、と言う訳ではないだろうし。
「って、うわっ!」
不意に胸ポケットが震えて、声を出してしまう。当たり前だが、二木さんには気付かれた。
「あら、直枝じゃない?」
「う、うん。直枝だけど」
まあ、しょうがないか。こうなったら戦わずにはいられないだろうし……。
「いつまでそんな所に突っ立ってるのかしら?早くしないと時間が無くなるわよ」
「え、あ、うん。そうだけど……」
あれ?どうやら戦わなくても済むらしい。それは、こちらとしては嬉しいんだけど……。
「えっと……。もしかして二木さん、この企画が楽しくない?」
「別に、そんな事はないわよ。ただ単に今は何だかやる気が出ないだけ」
「そっか。良かった……」
万が一にも楽しくないなんて言われたらどうしようかと思った……。
二木さんは少しの間、不思議そうに僕を見ていたけど、暫くするとそっぽを向いてしまった。
「それじゃ、またね。二木さん」
「ええ」
「さっきのメールは……『× 真人 VS 鈴 ○』か」
よく考えれば、今までメールが届かなかったと言う事は僕は結構な確立で戦っていると言う事だ。
意外と皆慎重なのか、それとも隠れ切っての逆転を狙っているのか。
まだ戦っていない人は7人もいる(二木さんは除いて)。出来る限りは減らしておきたい。
「特に、葉留佳さんがまだ戦ってないのが気になるなあ……」
始まってから早くも10分。彼女は最下位だし、最も戦わなければならない筈なのだが……。
しかし、思考は新しく入った携帯の着信によってストップした。
「えっと……『笹瀬川VSクド 物理室前』か。これは行くべきかな?」
どちらが勝っても、その人に勝てば一気に1位まで成り上がるチャンスだ。これを逃す手はない。
「わ、わふー!うぇぽんがただの三角定規なのですー!?」
近くまで行くと、何だかクドが可哀想なことになっているらしかった。
「わたくしは……これですわ!」
そう言って、笹瀬川さんが取ったのは……ウォークマン?
「こんなのでどう戦えって言うんですのー!?」
どうやら、今回のバトルは武器の基準が厳しいらしい。僕と来ヶ谷さんに次いで、二回目の異種(?)格闘技(?)になった。
唯我独尊の女王猫 笹瀬川佐々美 NO1
VS
えきぞちっく(自称)なマスコット 能美クドリャフカ NO2
BATTLE START!
佐々美は激しいロック調の音楽を流した!
クドに28のダメージ!
「い、いやーが痛いのです……」
クドは三角定規で切り(?)つけた!
佐々美に37のダメージ!
「ならば、これはどうですの!?」
佐々美は鬱になるような曲を再生した!
クドに34のダメージ!
クドに29のダメージ!
クドに36のダメージ!
「わふ……。いっつあねがてぃぶ…なのです……」
クドは怯んで動けない!
「これで終わりですわ!」
佐々美は鬱になる曲を再生した!
クドに37のダメージ!
クドに32のダメージ!
クドに34のダメージ!
クドは倒れた!!
「わふ……。どうせ……どうせ私なんか………」
「称号は……『和風スパゲッティって何料理?』ですわ」
「何料理なんですか!?」
結果:順位変動なし [WIN] 笹瀬川佐々美 NO1 VS 能美クドリャフカ NO2 [
LOSE]
また変動無しだ。今のところの変動は、鈴と真人の入れ替わりだけ。
こんな調子で、皆一位を目指しているのかなあ?
「ん?」
笹瀬川さんのところの行こうと思った矢先、携帯が震えた。
『○ 恭介VS謙吾 ×』
「これで、戦ってないのはあと3人か……」
そこから10分の間に、届いたメールは合計8本。
『○ 恭介VS鈴 ×』『○ 来ヶ谷VS沙耶 ×』『× 謙吾VS佳奈多 ○』『○ 恭介VS真人 ×』
『○ 鈴VS沙耶 ×』『○ 恭介VSクド ×』『○ 笹瀬川VS鈴 ×』『○ 佳奈多VSクド ×』『○ 笹瀬川VS小毬 ×』
「恭介と鈴が一気に上がってきてるなあ」
途中の笹瀬川さん対鈴が成立しているのは、恐らく笹瀬川さんが鈴を見るなり勝負を挑んだからだろう。
そんなことを考えつつ、整理されたランキングを見る。
一位 バトルランキング暫定王者 笹瀬川佐々美
二位 あらゆる日常をミッションにするリーダー 棗恭介
三位 日傘を差した物静かな天然素材 西園美魚
四位 素っ気無し、愛想なし、遠慮無しの風紀委員長 二木佳奈多
五位 むっつり唯ちゃん 来ヶ谷唯湖
六位 コンビニ好きな便座カバー 直枝理樹
七位 ほんわりきゅーとなメルヘン系 神北小毬
八位 三匹目の犬? 能美クドリャフカ
九位 ノーコンピッチャー 棗鈴
十位 何だか良く分からん 朱鷺戸沙耶
十一位 ぬ〜ん 井ノ原真人
十二位 切れやすい男児にして真人の同類 宮沢謙吾
十三位 お気楽、極楽、騒がし乙女 三枝葉留佳
「ん?」
何か違和感を感じる。当たり前のことが当たり前でない、そんな感じだ。
「何だろう、この感じは……」
何かが足りない。極々小さな問題でありながら、凄く大事な事を見逃しているような……。
「まあ、いっか。そんな事より戦いに集中しないと……」
しかし、先ほどから相手が見つからない。もうすぐ5分が経ってしまうから、それまでに見つけないと……。
残り時間はあと30分。そして、先ほどから戦いが起こっていないから、もうすぐ誰かの場所が送信される。
「あと戦ってないのは……葉留佳さんと西園さんか」
そこでタイムアップ。携帯が震える。
「場所は……中庭?」
しかも、推測するにあの木の下だ。
「そうか……。何で気付かなかったんだろう」
西園さんがいそうな場所なんて限られている。あの木陰はその中でも一番疑わしい場所じゃないか。
「外に出てもいいってことを完全に忘れてた……」
急いで向かうと、やはり西園さんは木陰で本を読んでいた。
「西園さん」
「……寝てませんよ?」
「いや、分かってるけど」
西園さんは本に栞を挟んで閉じると、ゆっくりと立ち上がった。
「恭介さんは、今何位ですか?」
「え? 確か……二位、だったかな」
「そうですか」
それだけ言って、戦いは始まった。
コンビニ好きの便座カバー 直枝理樹 NO6
VS
日傘を差した物静かな天然素材 西園美魚 NO3
「今度こそは……コレだ!」
三度目の正直か、二度あることは三度あるか。僕が掴み取ったのは前者だった。
「これは……ラジコンカー?」
久しぶりにまとも(?)な武器を手に入れた。対する西園さんは……。
「キャノン砲!?」
いや、予想はしてたけど。見れば、西園さんの隣にはマッド鈴木(だっけ?)が佇んでいた。
BATTLE START!
美魚は何だか良く分からないパワーを溜めている!
理樹はラジコンカーを走らせた!
美魚に31のダメージ!
美魚は何だか良く分からないパワーを溜めている!
理樹はラジコンカーを走らせた!
美魚に29のダメージ!
理樹はコツを掴んだ!「この武器と……一晩語り合いたいな」
美魚は何だか良く分からないパワーを溜めている!
理樹はラジコンカーをドリフトさせてぶつけた!
美魚に43のダメージ!
美魚に45のダメージ!
「これで終わり、です」
美魚はNYP砲を発射した!
「何の!」
理樹はラジコンカーを盾にした。
理樹に89の貫通ダメージ!
「なっ、そんな……」
理樹の攻撃!残骸からモーターと後輪が美魚にぶつかる!
美魚に12のダメージ!
美魚は倒れた!
「NYP砲が敗れるとは……驚愕です」
「驚いてるように見えないんだけど……。あ、称号は……『やおいを求めて三千里』で」
「屈辱です……」
結果 ↓[LOSE](3→6) 西園美魚 VS [WIN]↑(6→3) 直枝理樹
「これで三位だけど……笹瀬川さんはどこかなあ?」
それに、まだ戦いがない葉留佳さんも気になる。一体何処に隠れているのか。
「残り時間は……20分か」
「二木さん」
「……?」
二木さんは未だに教室の前にいた。声を掛けたこちらに怪訝そうな目を向けている。
「何か用かしら、直枝?今の貴方は3位だから、私の所に来る必要はないと思うけど?」
あくまでも冷淡な口調で、二木さんは告げる。しかし、こちらとしても残り15分を無駄にする気はない。
「その教室に葉留佳さんがいる、よね?」
「何のこと?寝言は寝て言いなさい。あんまり変な事言うと嫌われるわよ?」
「まあ、根拠はないんだけど……。でもさ」
幾ら何でも、ここまでリミットが迫れば皆が葉留佳さんを探し始めるだろう。
それでも見つからないのは、余程巧妙に隠れているか、誰かに匿われているか、のどちらかだ。
来ヶ谷さんが参加する限り、いくら巧妙であろうと隠れきる事など出来ないだろう。
そうなれば、匿う人として有り得るのは二木さんくらいのものだ。
「……と言う訳だから、そこをどいてくれないかな?」
「随分と穴だらけの理屈ね。大体、貴方のその理論が正当だとしたら、私がここを退くと思う?」
「……それもそうだね」
どうやら本当だったらしい。確信までは無かったのだけど。
コンビニ好きの便座カバー 直枝理樹 NO3
VS
素っ気無し、愛想無し 遠慮無しの風紀委員長 二木佳奈多 NO4
「これだ!」
理樹はフライパンを掴み取った!
「強すぎる!強すぎて使いにくい!これで怪我させないように戦うのは難しいよ!」
佳奈多はドルジを手に入れた(?)!
「勝ちは貰ったも同然ね」
BATTLE START!
理樹はフライパンを振り回した!
佳奈多の前にドルジが立ちはだかる! ドルジに2のダメージ!
「ぬお〜」
ドルジの攻撃!理樹に向かって転がってきた!
理樹に43のダメージ!
理樹に40のダメージ!
「このままじゃ駄目だ……。それなら!」
理樹はフライパンでドルジを打った!ドルジは転がって佳奈多にぶつかった!
佳奈多に46のダメージ!
佳奈多に42のダメージ!
「この……ドルジ!」
「ぬお〜。」
ドルジは理樹に向かって転がった!
理樹に41のダメージ!
理樹に43のダメージ!
理樹はフライパンでドルジを打った!
佳奈多に48のダメージ!
佳奈多に45のダメージ!
ドルジは理樹に向かって転がった!しかし理樹はそれを打ち返した!
佳奈多に45のダメージ!
「これで終わりだよ!」
理樹はドルジをフライパンで打った!
佳奈多に46のダメージ!
佳奈多に45のダメージ!
佳奈多は倒れた!
「称号は……『妹思い(過剰)のお姉ちゃん』とかどうかな?」
「そうやって、何人もの人を辱めるのね。最低だわ……最低」
「いやいや、これもルールですから……」
結果:順位変動なし [LOSE] 二木佳奈多 NO4 VS 直枝理樹 NO3 [WIN]
「それじゃ、中に入らせてもらうよ?」
一応、そう告げてから教室に入ると、そこには……。
/saya
「うう……さっきから負けてばっかり……」
理樹君に勝って、意外といけるかな、何て思って油断したのがまずかったのか。
その後に来ヶ谷さんに負け、更に棗さんにも負けて、『何だか良く分からん』なんて称号をつけられて……。
「どうせ私なんて……ぶつぶつ」
っと、携帯が震えてる。また誰かが戦うの?
『○ 恭介 VS 笹瀬川 ×』
「!!」
どうやら、一位が入れ替わったらしい。あのリーダーを倒せば、私が一位になれる。
「でも、何か嫌な予感がするのよね……」
とは言っても、背に腹は変えられない。早速、バトルが行われた場所に移動すると、そこにはまだ二人が残っていた。
「あの女の子が笹瀬川さんよね……。でも、恭介って……」
そこにいたのは何を隠そう、恭介であった。しかし、彼の格好は召集を掛けた時とは違う。
仮面だった。凄くでかかった。鳥の羽とか出てた。顔がやたらといかつかった。そして、
「うまう〜」
……何か、奇声を発していた。自分ですら出した事のない、異様な声だった。
「……………………」
「う〜う〜うまうま〜……っと、朱鷺戸か」
仮面の男はこちらに気付くと、仮面を取って爽やかな笑顔を浮かべた。
「えっと……棗恭介、さん」
「ああ。いかにも、俺が棗恭介だ」
……どうやら、私はこれから、これと戦わなければならないらしい。
「そうか、朱鷺戸か……。なら、俺はこっちだな」
彼はそう呟くと、ポケットに先ほどの仮面を仕舞い(明らかに大きさが矛盾)、更に、反対側からもう一枚の仮面を取り出した。
「な…………それは!?」
「そう……俺の正体。それはある時はリトルバスターズリーダー棗恭介であり、ある時は最強のバトルランキング王者斎藤であり、
そしてある時は……闇の執行部部長、時風瞬だ」
見覚えのある仮面。リプレイの世界で、何度も何度も見せ付けられた仮面が、そのポケットから出てきた。
「それでは始めよう。ゲーム……スタートだ」
あらゆる日常をミッションにするリーダー 棗恭介 NO1
VS
何だか良く分からん 朱鷺戸沙耶 NO10
「武器はお互い、こっちが良いだろ?ルール違反だが、まあ気にするな」
こちらに投げられたのは、BB弾を打つタイプのエアガン。しっかり二丁用意してあったようだ。
「このバトルでは、その方が様になるだろうしな」
BATTLE START!
「喰らえ!」
沙耶はBB弾を連射した!しかし時風は身をかわした!
時風の攻撃!時風はBB弾を連射した!
沙耶に10のダメージ!
沙耶に10のダメージ!
沙耶に10のダメージ!
沙耶に10のダメージ!
沙耶に10のダメージ!
「この……!今度こそ!」
沙耶はBB弾を連射した!
時風に5(基本ダメージ)×5(連射数)×2(拳銃数)=50のダメージ!
時風はBB弾を連射した!しかし沙耶はひらりと避けて見せた!
沙耶はBB弾を連射した!しかし時風は身をかわした!
「さて……そろそろ、本気で行くぜ?」
時風は力を溜めている!
「これで終わりよ!喰らいなさい!」
沙耶はBB弾を連射した!しかし時風は全てを撃ち落した!
「なっ!?そんな!」
時風はBB弾を連射した!5つの弾がそれぞれ急所に当たる!クリティカルヒット!
沙耶に70のダメージ!
沙耶に70のダメージ!
沙耶に70のダメージ!
沙耶に70のダメージ!
沙耶に70のダメージ!
沙耶は倒れた!
「残念……。今回は死なない代わりに、リプレイは無しだ。称号は『クレーンしか見えてません』だな」
「どうして知ってるのよ!」
結果:順位変動なし [WIN] 棗恭介 NO1 VS 朱鷺戸沙耶 NO10 [LOSE]
/riki
「うわあ……」
入った部屋の中は酷い状態だった!
床に散らばるビー球、ビー球、ビー球。殆ど足の踏み場もない状態だ。
「およ?理樹君?」
葉留佳さんが不思議そうにこちらを見る。目が合った。
「……………………」
「……………………」
数秒の間、二人とも無言になる。それから更に一拍おいた後。
「えええええええぇぇぇぇぇぇえぇ!!?何故!?何ゆえ!?何で理樹君がいるのっ!?」
「いや……何故って戦いに来たからだけど」
「お姉ちゃんは!?」
「さっき、何だかんだで倒してきたよ」
「そんな〜……。折角、あと8分で逆転一位だったのに……」
「8分!?それじゃ急がないと……!葉留佳さん、勝負!」
「うう……上の人が下の人に挑戦するなんて普通はない筈なのにー!」
コンビニ好きの便座カバー 直枝理樹 NO3
VS
お気楽、極楽、騒がし乙女 三枝葉留佳 NO13
理樹は竹箒を掴み取った!
「また微妙なものを……」
葉留佳はビー玉を手に入れた!
「こうなったらやけくそだー!!」
BATTLE START!
理樹はビー玉につまずいてしまった!
理樹に31のダメージ!
葉留佳はビー玉を投げた!
理樹に21のダメージ!
理樹に23のダメージ!
「地の利が……。それなら!」
理樹は床を箒で掃きまくった!ビー玉が一掃される!
「あー!?私のビー玉達ぃー!!」
葉留佳は驚いて怯んだ!
理樹は箒で葉留佳の足元を掃いた!葉留佳は転んでしまった!
葉留佳に42のダメージ!
葉留佳はビー玉を投げた!
理樹に22のダメージ!
理樹に24のダメージ!
「これなら、どうだっ!」
理樹は転がっているビー玉を葉留佳に向けて掃いた!
葉留佳に23のダメージ!
葉留佳に25のダメージ!
「負けるかぁーっ!」
葉留佳はビー玉を投げた!
理樹に23のダメージ!
理樹に24のダメージ!
理樹は葉留佳の足元を掃いた!葉留佳は転んでしまった!
葉留佳に45のダメージ!
葉留佳はビー玉を投げた!しかし理樹はそれを箒で打ち返した!クリティカル!
葉留佳に65のダメージ!
葉留佳に71のダメージ!
葉留佳は倒れた!!
「うう……結局負けちゃったし……」
「称号は……『たらいまわしのおさげ頭』だね」
「屈辱なのですヨ……」
葉留佳さんはその場にぐったりとして、動かなくなった。
さて、僕もこうしてはいられない。すぐに現在一位の恭介と戦って、トップを獲得しないと……。
「恭介!!」
3年生の教室。自らの机に、恭介は座っていた。
「理樹か……。ついに、ここまで来たんだな」
ラスボスのようなセリフを言って、恭介は立ち上がる。
「始めようか……。恐らくこれが、今回のラストゲームだ」
コンビニ好きの便座カバー 直枝理樹 NO3
VS
あらゆる日常をミッションにするリーダー 棗恭介 NO1
理樹は銀弾鉄砲を掴み取った!
「よし、いい武器だ」
恭介は戦闘用グローブを掴み取った!
「まあ、妥当って所だな」
BATTLE START!
恭介は斎藤の面を装着(?)した!恭介の周囲にNYO(何だか良く分からないオーラ)が立ち込める!
理樹は銀弾鉄砲で斎藤を撃った!
斎藤に24のダメージ!
斎藤に26のダメージ!
斎藤に25のダメージ!
「さあ、行くぜ……。はれうま〜」
斎藤の攻撃!奇妙な動きで飛び掛ってきた!
理樹に67のダメージ!
理樹に72のダメージ!
「うわっ!いきなり何なの!?」
理樹は銀弾鉄砲で斎藤を撃った!
斎藤に27のダメージ!
斎藤に25のダメージ!
「うまうまう〜」
斎藤は奇妙なステップを踏んだ!理樹はショックを受けて連続攻撃が出来なくなった!
理樹は銀弾鉄砲で斎藤を撃った!
斎藤に24のダメージ!
「うぅまうま〜!」
斎藤は手刀を繰り出した!
理樹に43のダメージ!
理樹に44のダメージ!
理樹に41のダメージ!
理樹は銀弾鉄砲で斎藤を撃った!
斎藤に25のダメージ!
斎藤に27のダメージ!
斎藤に23のダメージ!
理樹は『撃つ』コツを掴んだ!「心で、武器と会話するんだよ」
斎藤は何だか良く分からない力を溜めている!
理樹は銀弾鉄砲を続けざまに連射した!
斎藤に25のダメージ!
斎藤に21のダメージ!
弾が逸れた!
弾が逸れた!
斎藤に26のダメージ!
弾が逸れた!
勢い余って自分に当たった!理樹に21のダメージ!
斎藤に23のダメージ!
斎藤は何だか良く分からない力を溜めている!
理樹は銀弾鉄砲で斎藤を撃った!
斎藤に24のダメージ!
斎藤に22のダメージ!
斎藤に21のダメージ!
斎藤に23のダメージ!
「う〜ま〜う〜ま〜」
斎藤は何だか良く分からない力を溜めている!
「幾ら恭介でも、あと少しで倒せるはず……。でも、あれを喰らったら間違いなく負ける!」
理樹は銀玉鉄砲で斎藤を撃った!
斎藤に24のダメージ!
斎藤に22のダメージ!
斎藤に22のダメージ!
斎藤に21のダメージ!
理樹は『撃つ』コツを覚えた!
「う〜〜ま〜〜」
恭介は力を溜めるラストスパートに入った!
「こうなったら……あの仮面だ!」
理樹は銀弾鉄砲で斎藤の仮面を撃った!
仮面に24のダメージ!
仮面に26のダメージ!
仮面に23のダメージ!
仮面に24のダメージ!
仮面に25のダメージ!
仮面は壊れた!!
「何ぃっ!?馬鹿な、この俺の仮面があっ!!」
恭介はショックに陥って動けない!
理樹は銀弾鉄砲で恭介を撃った!
恭介に23のダメージ!
恭介に25のダメージ!
恭介に21のダメージ!
恭介に25のダメージ!
恭介に27のダメージ!
恭介は倒れた!!
「まさか……この俺を倒すとはな……。強くなったな、理樹……」
「いやいや、そんな今生の別れみたいに言われても」
「だが……詰めが甘かったな……。お前が戦うべき人間はもう一人いたのさ……」
「ええ!?」
しかし、その先は聞けなかった。何故なら、携帯のアラームが戦いの終了を知らせたからだ。
「それでは、結果を発表する」
すっかりいつもの状態に戻った恭介が仕切る。さっきの芝居は何だったんだ……。
「ランキングの結果はこの通りだ。
一位 バトルランキング暫定王者 直枝理樹
二位 唯我独尊の女王猫 笹瀬川佐々美
三位 内定とろうよ 棗恭介
四位 素っ気無し、愛想なし、遠慮無しの風紀委員長 二木佳奈多
五位 むっつり唯ちゃん 来ヶ谷唯湖
六位 やおいを求めて三千里 西園美魚
七位 ほんわりきゅーとなメルヘン系 神北小毬
八位 三匹目の犬? 能美クドリャフカ
九位 ノーコンピッチャー 棗鈴
十位 何だか良く分からん 朱鷺戸沙耶
十一位 ぬ〜ん 井ノ原真人
十二位 切れやすい男児にして真人の同類 宮沢謙吾
十三位 お気楽、極楽、騒がし乙女 三枝葉留佳
それでは、優勝者を発表しよう。今回、栄えある一位に輝いたのは……」
ダダダダダダダダダ、ダン!
「神北小毬、お前だ!」
「ええええぇぇぇぇ!!?」
今回こそは、全く持って意味が分からなかった。
今ならば、100わけ分からんポイントを進呈してもいい。
「な、何で?だって小毬さんは7位だし、笹瀬川さんと戦って……」
「いいや、そこが落とし穴なのさ」
「…………どういう事?」
「お前は今、『小毬は笹瀬川と戦った』と言ったが……それは何処から仕入れた情報だ?」
「それは、携帯にメールが……」
「だろうな。次に差出人を見てみろ。差出人はバトルをする二人のうち、順位が高い方になってる筈だ」
「あ、そうだったんだ……。でも、全部そうなってるように思うけど」
「気付かないのか、理樹?この場合……戦う相手と連携すれば偽装が可能なんだよ」
「え……?」
考えてみると……確かに。それが意図的に発信された物かなど、受信者には分からない。
「駄目押しの証拠はランキングだな。こっちばかりは俺の携帯から自動で送信されるから操れない」
もう一度、ランキングを見る。そして、違和感の正体に気が付いた。
「小毬さんの称号が変わってない……!」
「そう。それこそが今回のバトルで小毬が一度も戦わなかった証なのさ」
してやられた。まさか、小毬さんがここまで緻密な作戦を組んでくるなんて夢にも思わなかった……。
「では、優勝者から一言」
「え〜と、今回の作戦はさーちゃんが考えた物だから、賞品はさーちゃんにあげます!楽しかったですよ〜」
こうして、第二回バトルランキングは幕を閉じた……。
あとがき
何かもう、時間掛けた割りにgdgdで申し訳ない。特に後半。
何でこんなに長くなったかと言うと……私にも分かりませんorz
取り敢えず、駄作となってしまって、リク主様には申し訳ない限りですm(_ _)m
こんな駄作に感想など下さる方は、拍手や掲示板にお願いします……。それでは……七夜彼方でした……orz
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